植物にも感情がある 

植物の力は最近では環境問題やメンタルヘルス対策として語られていますが、その不思議な力は昔から注目されていました。1966年、CIAの取調官だったクリ―ヴ・バクスターは、ポリグラフ検査で「植物に感情がある」ことを証明し、世界中を驚かせました。

ポリグラフとは、ごく弱い電流を人体に流し人間の感情のわずかな変化をグラフ紙に記録する装置で、発汗や心理的抵抗感による身体の細胞内の変化があるとグラフが大きく曲線を描きます。通称『うそ発見器』です。バックスターが部屋においてあったドラセナ・マッサンゲアナにポリグラフの電極をとりつけて、たっぷりと水を与えたところ、グラフの針は小刻みに振動を続けたそうです。これは人間が犯罪に関する質問をされ答えているときと同じ反応、つまり「取り調べ」という短期的な感情的興奮状態に陥ってる人間と同じ反応だったのです。

バックスターは大変驚き、その後ポリグラフを使用した様々な実験を行い。1968年に『植物生命における根源的知覚の証明』と題する論文を発表します。彼の仮説は世界中から注目され、科学者や植物学者のみならず、漫画や風刺の主題としても扱われまあした。彼の実験は“植物王国の扉を開いた大発見”と称され、今もなお語り継がれています。