歴史的な一歩

スイスの市民団体Senior Women for Climate Protectio(気候保護のためのシニア女性)が、先月政府を相手にした裁判で勝訴し、注目されています。

この裁判は同団体が「熱波のため健康被害が生じているのは国の気候変動対策の怠慢が原因」と訴えたものです。欧州人権裁判所(ECHR)は「スイス政府の努力は不十分であり、市民の人権を侵害している」と彼女たちの主張を認めました。気候変動に関して欧州人権条約上の義務を怠り、同条約8条の私生活および家族生活の尊重を受ける権利に違反するとの判決です。
BBCは「欧州人権裁判所は国際的に影響力が高い裁判所であり、今後の気候変動における判決が注目される歴史的な一歩だ」と報じています。

この判決が日本に与える影響について考えると、環境保護や気候変動対策の重要性が問題となり、同じような環境訴訟が起こる可能性は大きいと思われます。日本はここ数年、異常気象が頻繁に発生しています。特に大雨による被害は甚大で、毎年のように被災地の人を苦しめています。カーボンニュートラルの取組の遅れが指摘される中で「今回の○○地方集中豪雨は、国の地球温暖化対策の遅れが原因」という裁判が起きるかもしれません。

こうした社会の流れは、環境政策の強化につながると考えられます。政府や企業、そして市民が共同で取り組むべき課題として、クローズアップされていくことでしょう。特に、気候変動による生活環境や健康の悪化へのリスクは増々高まります。これまで以上に、環境配慮型・健康配慮型の商品やサービスが重要視され、求められていくでしょう。

グリーン・ポケットの「小さな森」は、観葉植物でお客様の環境と健康を良くしていく、そんな時代のニーズに応えるサービスです。観葉植物は室内空間を美しく演出するだけではありません。見る人の心を癒し、ストレスを軽減することで、働き易い職場に改善します。コミュニケーションが生まれ、笑顔が溢れる会社で仕事をしたいと、誰もが思うことでしょう。「小さな森」を置くだけで実現できます。
そして植物には、CO2を吸収し新鮮なO2を作るという、職場内の空気を浄化する力もあります。室内のCO2濃度は低濃度であれば身体に影響を与えることはありませんが、濃度が高くなると、呼吸器などに悪影響がでるとされています。1600ppmを超すと眠気が襲い、4000ppmを超すと耳鳴りや頭痛がします。恐ろしいのは20万ppm、つまり濃度が部屋の空気の20%を超すと死の危険があるそうです(参照:科学技術振興機構)。CO2は地球温暖化だけではなく、人の健康にまで悪い影響を及ぼすようです。

観葉植物で心身ともに健康になることができるのです。小さな森の環境緑化を、これからも広めていきます。