ストレス社会の現状

政府主導で「働き方改革」が進められています。その一環として労働環境の整備を企業は求められ、従業員の健康管理を戦略的に取り組む健康経営という考え方も普及してきました。そんな中オフィスにおける大きな問題として、うつ病などの「こころの病気」があります。原因の多くはストレスにあると言われます。平成28年度の労働安全衛生調査によると、仕事上なんらかの形でストレスを感じたことのある労働者の割合は59,5%で、ここ2年は増加傾向にあります。〈図1〉

しかし、ストレスを感じる人は増えているのに対し、実際の企業における取組は進んでいないようです。平成28年度はストレスチェックテスト義務化の翌年(平成27年12月から施行)であったにも関わらず、メンタルヘルス対策に取組んでいる事業所の割合は、前年より減っています。〈図2〉メンタルヘルス対策に、まだ有効な対策が取れていないというのが現状といえます。一般的に企業が取り組んでいるメンタルヘルス体策は、個人面談の実施、勤務体制の見直し、医療機関の活用、休憩室の設置などがあります。これらは人事や総務部門の業務負担が増えて、経費もかかります。設備投資も簡単に行えるものではありません。企業の取組が進んでいないのは、新しい有効な対策がないという一面もあるようです。

そこで、企業のメンタルヘルス対策として、オフィスに植物を導入することを提案します。植物の持つ効果にはCO2の吸収や癒し効果などがあります。当社はこうした植物の効果を、研究を重ねて科学的に証明しました。植物があることでストレスが減り、メンタルヘルスが改善されることが分かっています。