ネットショップ市場を席巻する米国のアマゾンは、来年1月から週5回のオフィス勤務を再開すると社内発表しました。リモートワーク中心の時勢と異なるビジネス回帰の動きは注目を集めています。
☘ ビジネスのキーはコミュニケーション
今年9月、アマゾンは従業員に対し「当社はパンデミック発生前のオフィス勤務形態に回帰することを決定しました。同じオフィスの中で勤務することで得られるメリットは大きいと考えています」と通達しました。同社は新型コロナウイルスの流行で在宅勤務体制を始め、2023年からは週2日のリモートワークを認めていましたが、今後在宅勤務は原則廃止とのことです。
同社CEOアンディ・ジャシー氏は、オフィス勤務再開の理由についてこう話しています。
「チームメイトが学び、模範を示し、実践し、私たちの文化を強化することがより容易であり、協力やブレインストーミング、発明がよりシンプルで効果的であることを確認した」
つまり人と人とのコミュニケーションが大切であり、それがアマゾンの企業文化に通じるということです。
☘ 再確認される緑のチカラ
オフィスにおけるコミュニケーションの重要性が改めて問われたわけですが、活性化を促進するといえば、やはり緑の力でしょう。観葉植物は職場の会話を増やし活気を生む効果がある、即ちコミュニケーションが活性化する効果があることが産学連携研究で明らかになっています。
緑が溢れるオフィスは社内の人間関係が良くなり、業績アップが期待できるのです。
国際的な企業であるアマゾンが職場のコミュニケーションを重要視してオフィス勤務に戻す方針を出したことで、今後の影響はあるでしょう。グーグルなどは静観していますが、追従する企業が多くなることも予想されます。
オフィス勤務が増える→コミュニケーションの活性化が求められる→緑を置こう! という流れが生まれるのではないでしょうか。
日本も規制が緩和されオフィスに社員が戻っています。業績向上のために社員同士のコミュニケーションの活性化が求められる考え方は、日本にも広がっていくでしょう。緑の出番が増えそうです。