先週のこと、NHKで「ハートカクテル カラフル」が放送されました。ハートカクテルは80年代、わたせせいぞうが描いて人気があった短編アニメですが、前述のタイトルで復活し好評のようで、夏編に続き冬編も登場しました。

優しいストーリー展開や馴染みのBarは健在、物語に登場する彼らの部屋は相変わらず生活感のないお洒落な空間です。そんな無駄な物は一切置かれていない部屋に、昔から必ず描かれているのが観葉植物です。今回の放送でも、窓際にしっかりとありました。

初期のハートカクテルにこんな作品があります。一緒に暮らしていた彼女に部屋を出ていかれた彼は、二人で飼っていた猫のおかげで彼女の大切さに気がつく。仕事から帰ってきた彼は猫とこんな会話をかわします。
「僕の留守中何かあった?」
「ポトスから三日も水をもらってないと苦情がきたよ」
勿論猫が人間の言葉を話すことはないですが、彼女がいなくなった部屋の寂しさを表す場面です。

そんな彼に大丈夫だと教えてあげたい。ポトスは3日くらいなら水をあげなくても、そう簡単に枯れることはありません。これは観葉植物全般に言えることで、こまめに水をあげるより、土の表面が乾いてきたらタップリとあげる方が効果的です。

男女の仲も同じく、毎日愛を確認し合うのは幸せなことでしょう。でも、少し距離を置くことも、長く続けるには良いのかもしれませんね。

植物は本当に人間と深い関係にあるのです。