現在は生活に関するほとんどの品をレンタルすることができます。サブスクという定額の借り放題サービスなど、様々なシステムも生まれました。その中で、家電レンタルのレンティオが、「時勢に対応した新しいレンタル」で話題です。
〇巣ごもり需要、新しい生き方を志向する客層からの需要に対応
レンティオはリアルの店舗はありません。利用客はWEB上で全てのやりとりを行い、商品の受取りや返却は宅急便を使います。このシステムで、新型コロナウイルスの流行した2019年以降売上が急増しました。所謂“巣ごもり需要”です。現在は6000種類を超える品目を15万人に提供しているそうです。
そして、新しい生き方を志向する人の需要を獲得しています。生活を身軽にするために、車や家電などは「必要なときに借りればいい」という客層です。例えば家を持たない暮らしをする「アドレスホッパー」層からの需要です。アドレスホッパーとは、Address(住所)とHopper(次から次へと歩きまわる人)を組み合わせた造語で、国内外のどこでも自由に転々としながら「拠点を持たない生活」「自分にとって本当に必要な物を厳選する生活」をする人です。
そんな新しい生き方をする客層の需要にも、レンティオのサービスは応えています。家電は確かに生活するには必要ですが、使わないときは無駄な置物で維持する手間を考えると「買うよりもレンタル」なのでしょう。
〇「時勢に対応した新しいレンタル」の先駆けとして
我社は、こうした「時勢に対応した新しいレンタル」の先駆けとして、1977年に創業しました。社会が公害問題で揺れる中、国会議員の秘書をしていた代表の堺が、26歳の時に興した会社です。緑化ビジネスの社会的意義の高さを感じ、国会で次々と緑地法案が通るのを見て、「これからは環境の時代になる」と確信したそうです。
当時の業者はただ植物を貸すだけであり、明るいサービス業に変えていきました。先ずは植物だけではなく、サービスマンの挨拶・コミュニケーション・清潔・スピードも商品とし、お客様の満足を第一に考え行動するようにしました。これを5商品とし、グリーン・ポケットの差別化の第一歩としました。
業界に先駆けて行ってきたのは、フランチャイズ方式による全国展開、鉢植の観葉植物のO2吸収測定、産学連携研究による植物の力の科学的検証、オリジナル商品の開発、そして現在、環境と健康の提案「小さな森づくり」を推し進めています。時代の流れにも、健康経営、ストレスチェック義務化、CSR、福利厚生に結びつき、近年はカーボンニュートラルやSDGsといった国際問題にまで及んでいます。植物の話がメディアなどで目にするようになりました。
週末の8月2日は当社の創立記念日です。48周年を迎え、節目の50年が見えてまいりました。これからも緑の魅力を伝えていきますので、宜しくお願い致します。
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